「土地改良区」って知ってますか?

土地改良区って何なの?

1949年に制定された土地改良法によりできた、農業を営む人たちの組織です。ほ場(田んぼ)整備をしたり、農業用のため池や、水路など様々な土地改良施設の維持や管理をしています。
しかし、近年は農業をする人が減ったり高齢化して、その管理が大変になっています。また、農村にも住宅団地ができて多くの様々な人が住むようになり、水路に家の排水が流れ込んだりしているのです。農業をされていない方にはなじみのない団体かもしれませんが、近くの田んぼや水路、ため池は、土地改良区が管理している施設かもしれません。農業用の施設には、自然環境や美しい田園風景を守るという効果もあります。また、これらを管理する土地改良区は、みなさんの地域で、大事な役割を果たしているといえるでしょう。

土地改良区ってどんな事しているの?

土地改良区は、これらの施設や水の状態を常に管理しているんだよ。
生態系が生息できる構造の水路や石積みの水路、親水公園などが、自然環境の保全や美しい景観づくりに役に立っているのは、一目瞭然だよね。
でも施設そのものよりもこうやって水を”管理する”事が、安全な生活や穀物を作る為だけでなく、豊かな自然を保全していく上でも、大きな役割を果たしているんだ。