生態系配慮型水路構造 おさかなステーション

 

特許に係る名称 「生態系配慮型水路構造」
特許番号 特許第3748878号
商標に係る名称 「おさかなステーション」
出願番号 商標登録第4913440号

「おさかなステーション」開発の経緯

近年の農業農村整備事業は、平成13年の土地改良法の改正により、「環境との調和への配慮」が全ての事業の原則に盛り込まれ、地域の意向を踏まえた事業計画の策定や施設の適切な管理など、より国民の視点に立った、地域に開かれた、地域から支えられる事業への転換が必要となっています。
水土里ネットふくいでは、こうした状況を踏まえ、本会職員、メーカー、研究者で構成する「農村環境保全技術研究会」を組織し、農村環境を保全する技術開発及び開発した技術の普及を目指し、活動を行っています。
この度、本研究会では、土地改良事業などでコンクリートの三面張り水路に改良された農業用水路において、魚類の生息空間を創設する新工法である、生態系配慮型水路構造「おさかなステーション」 を開発し、その構造について特許を申請しました。
三面張コンクリート水路でも、魚類のわずかな生息空間となっている泥溜桝は維持管理を行わないと土砂堆積で埋まってしまいます。そこで、土砂堆積が抑制される泥溜桝があれば、三面張コンクリート水路のメリットを生かしつつ、魚類の生息環境を創出できると考え、「おさかなステーション」が開発されました。

①ウロ
水面からの陰影部が、魚の待避所となります。
②スロープ
土砂の排砂効果を高め、維持管理を容易にします。
③ポーラスコンクリート
土砂の適度な堆積と水生植物の繁茂を促します。
④ウィープホール
ウロの内部等の土砂堆積を抑制します。

施工実績

ダウンロード

お問い合わせ

総務部 総務課
電話番号:0776-23-7777 e-mail:soumu@midorinet-fukui.jp